漆塗り3、下地付け
今回は、「朱や黒色の漆を塗る前に、漆で下地を造る様子」を、紹介してみたいと思います。
ところで、なぜ下地というものを付けるのかといいますと…、、

さて、漆を塗った箪笥ですが、「布目朱溜塗り」という塗り方です。
布を着せて、、その貼った布の凸凹の風合いを活かした漆の塗りです。

布を着せるのは、角っこなどが欠けたりしないように補強するためです。
けれども、その貼った布の上にそのまま朱や黒の漆を塗っても、布の凸凹が、荒く出すぎてあまり綺麗ではありません。

それで、貼った布の上に、細かい土の粉と、漆を混ぜあわせたものを練り付けます。
細かい土の粉と、漆を混ぜあわせたものが「漆の下地」です。

この漆の下地をつけると、「ムックリ感」が出ます。
また、何回も下地を付けて、「木目や布目の凸凹を無くして鏡面」にすることもできます。

漆の下地は、生漆と…、

「地の粉」といって少しだけ粗めの細かい土の粉や、

ホントに細かい「砥の粉」土の粉を混ぜて造ります。

下地を厚く付けたい場合は、粗めの「水練りした地の粉」と「生漆」と「米糊」を混ぜて造った…、

「地の粉地」という漆の下地を使います。。

こちらは、細かい土の粉の「砥の粉」を水で練る様子です。

この「水練りした砥の粉」と「生漆」を混ぜて造った下地は…、

「錆地」と言って、木目や布目を活かしたり、薄く下地を付ける場合や、下地の仕上げに使います。

水練りした「地の粉」と「砥の粉」と「生漆」混ぜて下地を作る場合もあります。

「切り粉地」と言って「粗目の地の粉地」と「細い目の錆地」の中間です。

だいたい、この三種類の下地を、仕上げ方によって、色々と使い分けます。

ヘラで下地を付ける様子です。

下地付けは、薄く、「一回だけ」で済ましたり、、、「付けて…、研いで、また付けて」を繰り返して厚くむっくりとさせたりと、色々です。

なかなか紹介しきれないので、今回は、これで終わりです。次回また、下地を研ぐ様子など、もう少し詳しく紹介したいと思います。
ぜひ、ご期待ください。
ところで、なぜ下地というものを付けるのかといいますと…、、

さて、漆を塗った箪笥ですが、「布目朱溜塗り」という塗り方です。
布を着せて、、その貼った布の凸凹の風合いを活かした漆の塗りです。

布を着せるのは、角っこなどが欠けたりしないように補強するためです。
けれども、その貼った布の上にそのまま朱や黒の漆を塗っても、布の凸凹が、荒く出すぎてあまり綺麗ではありません。

それで、貼った布の上に、細かい土の粉と、漆を混ぜあわせたものを練り付けます。
細かい土の粉と、漆を混ぜあわせたものが「漆の下地」です。

この漆の下地をつけると、「ムックリ感」が出ます。
また、何回も下地を付けて、「木目や布目の凸凹を無くして鏡面」にすることもできます。

漆の下地は、生漆と…、

「地の粉」といって少しだけ粗めの細かい土の粉や、

ホントに細かい「砥の粉」土の粉を混ぜて造ります。

下地を厚く付けたい場合は、粗めの「水練りした地の粉」と「生漆」と「米糊」を混ぜて造った…、

「地の粉地」という漆の下地を使います。。

こちらは、細かい土の粉の「砥の粉」を水で練る様子です。

この「水練りした砥の粉」と「生漆」を混ぜて造った下地は…、

「錆地」と言って、木目や布目を活かしたり、薄く下地を付ける場合や、下地の仕上げに使います。

水練りした「地の粉」と「砥の粉」と「生漆」混ぜて下地を作る場合もあります。

「切り粉地」と言って「粗目の地の粉地」と「細い目の錆地」の中間です。

だいたい、この三種類の下地を、仕上げ方によって、色々と使い分けます。

ヘラで下地を付ける様子です。

下地付けは、薄く、「一回だけ」で済ましたり、、、「付けて…、研いで、また付けて」を繰り返して厚くむっくりとさせたりと、色々です。

なかなか紹介しきれないので、今回は、これで終わりです。次回また、下地を研ぐ様子など、もう少し詳しく紹介したいと思います。
ぜひ、ご期待ください。
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